フィールドワークにおいて、カメラは単なる記録媒体ではなく、調査者の「眼」そのものです。2025年12月30日にカメラのキタムラから発表された「2025年一眼カメラ年間売れ筋ランキング」からは、現代の撮影者が何を求めて現場に立っているのか、その輪郭が見えてきます。
今回のランキングで特筆すべきは、ソニー「α7C II」が堂々の第1位に輝いたことです。フルサイズの描写力を維持しつつ、フィールドでの長時間移動を妨げない「小型軽量」という価値が、多くのユーザーに支持されました。また、AIプロセッシングユニットによる高精度な被写体認識は、一瞬のシャッターチャンスを逃せない過酷な調査環境においても、強力な味方となります。
2025年 一眼カメラ年間売れ筋ランキングTOP10 ~今年カメラのキタムラで売れた一眼カメラを発表!~(youtube/カメラのキタムラ)
一方で、富士フイルムの「X-T5(5位)」や、新登場の「X-E5(7位)」に見られる「写真を撮る道具としてのこだわり」も根強い人気を誇ります。特にフィルムシミュレーションは、その場の空気感までを定着させるツールとして、感性を重視するフィールドワーカーに選ばれ続けています。
資材高騰や価格改定が続く厳しい状況下ではありましたが、高コスパなエントリー機から本格的なハイブリッド機まで、2025年は「自分の歩幅に合った一台」を見極める年だったと言えるでしょう。そして、2026年、これらの機材がどのような「土地の記憶」を切り取っていくのか、目が離せません。
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